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2024.03.15 サイトメガロウィルスIgG avidity検査中止、トキソプラズマIgG avidity検査の自費診療化に ついて
当院は、サイトメガロウィルス及びトキソプラズマの母子感染診療に力を入れています。
2024年4月1日より、妊娠中のサイトメガロウィルス、トキソプラズマ感染の疑い症例に対する・サイトメガロウィルス IgG avidity検査を中止いたします。
・トキソプラズマ IgG avidity検査を自費診療として実施いたします。今までは母子感染に関する研究にご参加頂き、患者さんの費用負担はなくこれらの検査を行って参りました。
研究期間の終了に伴い、2024年4月1日より、下記のように運用を変更させて頂きます。
・サイトメガロウィルスについて:
IgG avidity検査は、先天感染を起こしている可能性が高い症例を見定めるための有用性が低いことが分かってきました。
そのため、当院ではIgGavidity検査を終了致します。これに伴い、当院の妊娠初期スクリーニングから、サイトメガロウィルス抗体価検査も終了致します。他院からIgG抗体IgM抗体陽性のためご紹介頂く症例については、抗体価の推移、超音波での精査、そして出生後に児の尿PCR検査による確定の重要性をお伝えし、当院で出生の場合には小児科での診療に繋げさせて頂きます。
・トキソプラズマについて:
トキソプラズマについてはIgG avidity検査の有用性が確認されておりますが、保険収載されている検査ではありません。
そのため、4月からは自費診療でトキソプラズマIgG avidity検査 (36960円)を実施させて頂きます。超音波での精査、出生後の小児科での診療体制には変更ございません。自費診療の検査を行う同日には、他科も含めて保険診療を行うことができませんので、ご注意下さい。以上、ご理解を賜りますようにお願い申し上げます。